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グッドモーニングアメリカが、昨年12月より行ってきた全国ツアー、“inトーキョーシティツアー2014-2015”のファイナル公演を3月22日にZepp Tokyoにて開催(裏ファイナルは4月18日沖縄Output)。そのステージにて、バンド史上初となる日本武道館ワンマンライブを11月27日に行うことを発表した。

ファイナル公演は、真っ赤な忍者姿のたなしん(Ba/Cho)によるワイヤーアクション(宙返りを披露!)で会場を大いに沸かせてからの幕開け。昨年10月にリリースしたアルバムのタイトル曲であり、その1曲目を飾る「inトーキョーシティ」を初っ端から放ち、開演早々に期待と歓喜で充満していたフロアの温度はさらにヒートアップしていく。「STOP THE TIME」「言葉にならない」など、ペギ(Dr/Cho)のパワフルなドラミングが映える、2ビートでキャッチーな楽曲を畳みかけるバンド全体の攻めの姿勢。MCになると間髪を容れずに前に出て、喋り倒すたなしんのエンターテインメント力。各々の得意分野を最大限に活かした連携プレーで、まずは観客の心を確実につかんでいく、ステージングの巧みさはなかなかのものだ。

そうして地盤を固めたあと、リーダーである渡邊幸一(Gt/Cho)が誠心誠意伝える、バンドを支えてくれているすべての人への感謝の想い。そのお返しのようにプレゼントされた、「コールアップ」「イチ、ニッ、サンでジャンプ」などの応援歌。きっと、バンドのひとつの目標であったであろうZepp Tokyoを埋め尽くす観客の前で、“一番なりたかった夢に向かう途中さまだ”と高らかに歌う彼らの表情は、これからもっともっと楽しませてくれることを約束するかのような、とても頼もしいものだった。

終盤になると、序盤の盛り上げムードは影を潜め、フロントマンであり、彼らが届けたい“歌”を担う金廣真悟(Vo/Gt)がライブの中心にいる。旧友とゆったり語り合うようなMCを経て、全身全霊を込めるようにして演奏されたバラード、「スクランブル交差点」。私たちが何気なく見過ごしてしまっている日常の風景を切り取り、問いかける形で言葉を、歌を熱っぽく放つ。バンドのモットーとして、“開いていく、届けていく”を掲げてきたグッドモーニングアメリカにとって、その光景は真骨頂のように思えた。

本編ラストの「STAY WITH ME」で金廣はギターを置き、ステージ上を自由に跳ねながら歌う。同期を前面に押し出した、バンドに新たな息吹をもたらすようなサウンドによって、まばゆいほどの希望に満ちた会場に、カラフルなバルーンが盛大に舞う。バンド、観客、一人ひとりの歌が重なり合う。ステージとフロアとで、ひとつの大きなハピネスを生んだ瞬間だった。

金廣による「餞の詩」の弾き語りも含むアンコール3曲を経て、ついに事前告知されていた“重大発表”の時間に。たくさんの人と発表の瞬間を共有できるようにと、ステージでツイキャスを行いながら、スクリーンに重大発表映像を投影。メンバーからのプレゼンでとことん期待を煽ったのち、「日本武道館 決定」の文字が映し出されると、一斉に甲高い歓声が沸き上がった。その声は、グッドモーニングアメリカが多くの人に愛されている証だったように思う。

最後の最後に演奏された、「空ばかり見ていた」。インディーズ時代の代表曲と言えるこの曲には、バンドが思うように上手くいかず、葛藤していた頃の心情が剥き出しの状態で描かれている。めでたい発表のあとに披露されることで、今も地に足をつけて前に進む、真摯なバンドの姿勢を見せつけられたようだった。

“挑戦 㐧七夜”と銘打たれた日本武道館公演。“挑戦”は、バンド黎明期に八王子のライブハウスにて開催していた自主企画のイベント名であり、先日発表された、6月13日八王子オリンパスホールでの初のホールワンマンライブ、“挑戦 㐧六夜”に続く形となる。さらに、“inトーキョーシティツアー2014-2015”ファイナル公演を収録した映像作品が、ニューシングルと同日の6月10日に発売されることも発表。

この日がバンドにとってひとつの節目となったことは間違いないが、次なる夢の舞台、日本武道館へ向け、また一歩ずつ歩を進める姿を、それに伴って生まれるドラマを、ぜひ見届けてほしい。

[セットリスト]
01.inトーキョーシティ
02.アブラカタブラ
03.何とかなるでしょう
04.STOP THE TIME
05.言葉にならない
06.2014年6月25日我思ふ
07.光となって
08.ワンダーフルワールド
09.キャッチアンドリリース
10.ファイティングポーズ
11.春が迎えに来るまで
12.コールアップ
13.だけど不安です
14.イチ、ニッ、サンでジャンプ
15.スクランブル交差点
16.未来へのスパイラル
17.少年
18.STAY WITH ME
EN1.餞の詩(アコースティック弾き語り)
EN2.雨の日
EN3.拝啓、ツラツストラ
W-EN1.空ばかり見ていた

グッドモーニングアメリカ「東京重大発表」

イベント情報

“挑戦 㐧七夜”
2015.11.27(金) 日本武道館
OPEN 17:30 / START 18:30
前売 ¥4,500 / 当日 ¥5,000
※モバイルファンクラブ先行、オフィシャル先行共に受付中。詳細はこちら

リリース情報

LIVE DVD
『グッドモーニングアメリカ「inトーキョーシティツアー2014-2015」ファイナル@Zepp Tokyo 2015.03.22』
2015.06.10 ON SALE
¥4,000(税抜)
[収録内容]
DISC.1 “inトーキョーシティ2014-2015”3月22日ファイナル公演を完全収録
DISC.2 “inトーキョーシティ2014-2015”3月21日から数曲を抜粋、ツアーのオフショット、MV「アブラカタブラ」「拝啓、ツラツストラ」「inトーキョーシティ」「スクランブル交差点」を収録予定

関連リンク

グッドモーニングアメリカ公式サイト
日本コロムビア グッドモーニングアメリカ公式サイト
「ROAD TO BUDOKAN」特設サイト

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松井 恵梨菜
  • 松井 恵梨菜
本業である音楽関係の雑誌編集に忙殺されながらも、ライターを目指して勉強中。"ETERNAL ROCK CITY.2012"オフィシャルライターなどの経験あり。難しい評論ではなく、心に伝わる文章が書けるようになりたいです。通称"ぴよ"。