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 そして第二部はライブ。アコーディオンの音色によるミュゼットのようなインストルメンタルにビートが響いていくS.E.が流された。そして岸田メルによる曲紹介とともにライブはスタート。

南波志帆

 冒頭は「ジェリー・ジェリー」。Julie Wataiはショルダーキーボードを演奏し、かと思うと岸田メルは絵本を開け閉めし、手拍子をはじめたほか、フレネシの立ち位置を直すという細かい作業も担当していた。

 続いてカヒミ・カリィのカバー「ハミングがきこえる」。ここで気付いたのは、岸田メルは曲ごとに曲紹介をすることと、フレネシが顔にお面を被っているということだ。Dr.Usuiと岸田メルが腕を振ってシェイカーを鳴らしながら、ワンマイクでコーラスをするのもxxx of WONDERならではの光景だった。

フレネシ

 3曲目は「ドウカシテル!」。ここで驚愕したのは、岸田メルがフロアに降りてMIXを発動し、サイリウムを振り、サンダースネークを打ち、ケチャまで捧げたことだ。こうしたヲタ芸は、筆者の知る限り、南波志帆の現場では御法度だっただけに、まさに突然としてドイツのベルリンの壁の崩壊とソビエト連邦のグラスノスチが同時に訪れたかのような衝撃を受けた。そして岸田メルのMIX発動を受けて、一緒にMIXを叫ぶファンたち。彼らも本当はMIXを打ちたかったのか……と思わず筆者の胸に熱いものが込み上げてきた。しかも、フロアの岸田メル越しにステージの南波志帆を見ることになるわけだが、両方とも演者である、というのも不思議な光景だった。まさにxxx of WONDERが生み出したワンダーな光景だ。南波志帆は最後に「だって、2.5Dだってどうかしてる!」と叫んだ。そう、誰もがこの空間でどうかしていたのだ。

岸田メル、Dr.Usui、南波志帆

 最後は「明晰夢マドンナ」。2.5DのVJシステムで、ステージの周囲3面にビデオ・クリップが流され、ステージ上のメンバーとシンクロする瞬間も。タブレットを振り回す岸田メルは、電気グルーヴにおけるピエール瀧、あるいはHappy MondaysにおけるBezのような存在だった。つまりは、グループにとって非常に重要な存在だということだ。

 そしてオルゴールの音色によるインストルメンタルとともにメンバーが退場して終演。その後、Julie Wataiの誕生日がケーキとともに祝われた。

xxx of WONDER

 サイン会でフレネシは……素顔!? これまで顔を隠していたのはなんだったの!? という筆者のささやかな動揺とともにイベントは終了。xxx of WONDERが今後メンバー同士の交流を深めていったら、どんな世界を見せていってくれるのだろうかと期待させてくれるイベントだった。

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  • 鈴木 "もぐら" 悠太郎
1986年 神奈川県生まれ 通称"もぐら"
ライブハウスでの撮影をはじめ、2013年にはFUJI ROCK FESTIVALや朝霧JAMといった大型フェスの撮影も担当するなど活躍の場を広げている。またライブや音楽イベントのみならず、風景やポートレートなど幅広く撮影中。