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普通の人が聴いたら「何だこりゃ」ってなる

――今作『OK SKA ep』は、ライナーノーツも入っていないし、クレジットが何もないので誰が作詞作曲したかも記されていない。しかもほぼノンストップのマスタリングで全曲時間が2分台。ものすごい偏屈な内容というか……。

Dr.Usuiあはははは!(笑)

――4曲入りで10分ジャスト、ノンクレジット。こういう内容にしたのにはどういう理由が?

Dr.Usuiなぜかというと……印刷物のコストがかかるから(笑)。

一同あはははは!(笑)

Dr.Usui視聴機で聴いてもらうことを考えたとき、1曲目を「OK SKA」のような“緩いインスト曲”にしたことは逆に凄い「攻め」のつもりだったんですよ。普通の人が聴いたら「何だこりゃ」ってなるだろうし。全曲通して聴いてもらって「これ面白かったな」って思ってもらうっていう狙いですね。CDショップでこのCDに初めて出会う人にとっては“誰が演奏してるか”って実際どうだっていいと思うんですよ。

――そういう狙いがあったんですか。

Dr.Usui青春の焦燥感を高速4つ打ちのエイトビートに乗せて……みたいな王道の見せ方を我々がやってもしょうがないしそもそも残念ながらできないし・・・(笑)。我々の特性を活かすとこういうヘンテコなことになってしまうわけです。いわゆるセオリー通りに歌モノを1曲目にしたとしても逆に売れなかったと思う。ノンストップのマスタリングは、メンバーの誰かは反対するかなと思いながらもとりあえず勝手に繋げてみたところ、結局誰も反対しなかったのでそのまま製品化されたという・・・(笑)。

平野最初の2曲がインスト曲ですもんね。

Dr.Usui1曲目のリード曲「OK SKA」が激緩のインスト曲で(笑)。昔だったらオリコンには絶対入らないような曲だけど、混沌としている今の音楽業界で出したら面白いんじゃないかなって思ってた。

エレクトロだけじゃなくてスカを取り入れたのは成功だった

――全国流通盤を作るにあたり、サウンド面で気を使った部分はありますか?

Dr.Usui今回は綺麗なエレクトロというより、ロック寄りな音になるようにしたかな。

――たしかに、ベースラインが小さめだなぁと思ったんです。

Dr.Usui普段はもう少し出すんだけど、ベースより中域の音が前に出るようになってる。ベースが丸い感じではなく、尖った感じになっているのは僕も感じてるよ。

――尖った感じにしたのはなぜですか?

Dr.Usui「MINAMI WHEEL」(大阪ミナミで開催されるフェス)に来ているような関西の若い子達が他の邦ロックのCDと一緒に聴いたときにしっくり来るようにと思って。

――割と邦ロックとリスナー層が被っていますよね。「MNAMI WHEEL」では3年連続入場規制がかかってますが、(M)otocompoが関西で人気があるのはなぜだと思いますか?

Dr.UsuiMOTOCOMPOのときには、とにかく関西でウケなかったんですよ。

――確かに、大阪はテクノポップやエレクトロがあまり受け入れられない土壌にあると思います。

Dr.Usuiそうなんですかねぇ?でも、そういう意味ではエレクトロだけじゃなくてスカを取り入れたのは成功だったと思います。

平野エレクトロというよりは、ロックバンドとして認知されてることが多いですね。

Dr.Usui変な人達がやってるロックバンド(笑)。「出身は関西やろ?」って言われるもんね。

――去年、石田III成さんが加入して、生サックスが入ってからライブの印象が全然違うものになったし、バンドとしても大きな挑戦だったのではないかと思うのですが。

Dr.Usuiかなりしっくりきていて、サウンド的にもサックスに依るところが大きくなったね。

平野よりバンドとして見られることが多くなった気がしますね。

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