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“ボーカル以外も目立つ”という美学

――GOODWARPでバンドをやろうって決心はすぐについたんですか?

藤田最初は大変だったかなぁ。やっぱり2人は、こう……おっとりしてるから。

――(笑)。

藤田当時はやることなすことが遅かったんですよ。「うまくなってからライブしたい」みたいなことを言うわけじゃないんだけど、そういう雰囲気を漂わせてて……。

吉崎今まで歌ったことなかったから不安で(笑)。

有安この感じだと、いつまでたっても最初のライブできないと思って。

吉崎最初の頃は本当そうだった。「じゃあ……」って感じでケツ叩かれてね。それで初めてやったライブがさっき話したMilkyWayでのライブだった。なんだかんだそのあとは間を空けることなく毎月ライブやっていったって感じ。

――ていうか吉崎さん、歌を歌うのが初めてだったって話、マジですか?

吉崎マジです。

――上手すぎて信じられないです。

吉崎信じてください(笑)。今も全然上手くないけど、最初は散々でしたよ。前のバンドが解散するまで歌を歌うつもりなんてまったくなかったし。

――驚きです。そもそもバンドを始めようと思ったきっかけは?

吉崎中学二年生のときにエアロスミスのライブ盤をサンタクロースにもらって、それにめちゃくちゃハマったんですよ。ボーカルだけじゃなくメンバー全員が目立っていることに感動したし、ジョー・ペリーっていうギターのヒーローがいるんですけど、めちゃくちゃかっこいいなって思って、そのときにバンドやりたいっていうのが芽生えました。ギター触り始めたのも洋楽聴き始めたのも中二くらいかな。当時はボーカルを志す気持ちなんてまったくないからギタリストとして楽器を触り始めたわけなんですけど、自然と自分も目立ちたくなるじゃないですか。“ボーカル以外も目立つ”みたいな美学が当時から俺のなかでどんどん育っていって、それがバンドの醍醐味だろって思うようになっていきましたね。

――それはGOODWARPでの作詞作曲でも意識をされてると。

吉崎そうですね。今でもとても意識しています。

チャー僕は中学校一年生のときに三年生の先輩が学校の文化祭で演奏しているのを観たのがきっかけかな。ライブ後に先輩たちがめっちゃモテてたから自分もモテたいなと思って。ライブを観終わったあとに衝撃を受けた同級生がたくさんいて、みんなでバンドやろうってなったんですよ。僕が最後に誘われたんですけど、ギターやりたいって言ったら、ギターもういる。ベースやりたいって言ったらベースもういる。ドラムやりたいって言ったらドラムもういる。

有安ベースじゃなかったんだ。

チャー僕ボーカルだったんですよ。ピンボーカル。BOOWYやってました。それでみんな楽器を買うじゃないですか。やっぱ僕も楽器買いたくなるじゃないですか。でもボーカルだから買えないから、骸骨マイク買ったんですよ。

一同ははははは(笑)。

チャー何か買いたい衝動にかられちゃって(笑)。

――ベースを始めたのはいつからなんですか?

チャーギターを触ったりキーボードを触ったりとか、それこそひとりでDJ始めたりとかしてて。結局最後に触ったのがベースで、それが今も続いてるって感じ。

藤田DJ……(笑)。

吉崎しかもクラブDJじゃなくてバトルDJのほうでしょ。

――バトルDJというと?

チャークラブDJは曲を流して繋いでみんなに踊ってもらうような感じじゃないですか。じゃなくて、スクラッチとかいれるタイプのやつですね。ガガガガガガッてずっと家でやってたんですよ。

有安手の動きがゲーム機にしか見えない。

チャー(笑)。3ヶ月くらいでやめちゃったんですけどね。DJだとひとりだから寂しくなっちゃって。20歳くらいかな。

吉崎それでベースはいつ?

チャーベースをやり始めたのは前のバンドに出会ったときからだよ。

吉崎そうなんだ。ベース弾き始めたの遅いんだね。

チャーすごい遅い。でもみんな下手だったから「このバンドだったら俺も大丈夫だろうな」って思って(笑)。

――ははは(笑)。やりながら成長みたいな。

チャーすげぇ上手かったら入れないじゃないですか。吉崎もそんな上手くなかったから、ここだったら俺も頑張れるかもしれないって。

吉崎俺何も言ってないのにディスられた……。

有安前からやってたのに下手だったみたいな(笑)。

――有安さんのドラムを始めるきっかけは?

有安僕は高校一年生のときに始めました。元々はドラムがどうっていうよりもバンドをやりたくて。それもそこまで強い意思のもとやりたいってわけではなかったんだけど、まず初めになんとなくギターがいいかなぁって思って。でもギターやりたい人がすでにクラスに3人いたんだよね。ボーカルやるほど歌もそんなにうまくはないから、どんどん絞っていったら最終的にドラムとベースになって。まぁベースはないなって。

チャーおい(笑)。

――ということは消去法でドラムを?

有安うん。完全に消去法。最初、同じクラス内で「有安バンド」っていうバンドを組んだ。

一同ははははは(笑)。

有安学校を代表するバンドに成長しましたよ(笑)。そのあと音楽学校に行ってサポートとかレッスンを始めつつ。バンドもなにかしらやってはいたんだけど、バンドのメンバーもみんなサポートがメインだったりして、あんまりバンドマンっていう感じではなかった。

藤田僕はよっしー(吉崎)と似ているかも。幼い頃ってバンドっていうとなんとなくギターってイメージがあるじゃないですか。それでギターを買ったんです。とくに誰が目立つ、誰が目立たないとか意識はしなかったけど、「音楽やるってことはバンドを組む」っていうことしか思いつかなくて。本当に何も考えず、自然とバンドやるんだろうなっていう風にしか思ってなかった。実は俺は元々ベースをやろうと思ってたんですよ。ベース買ってないのにベースマガジン買って譜面だけ見て弾いてるマネをしたり。でもうちの兄貴がギターをやっていたから、それを見て俺もギターがいいなって。

吉崎なんで最初ベースやろうと思ってたの?

藤田わからないけど、ベースに憧れたんだよね。GLAYっていうバンドのJIROさんがいてね。

一同わかるわ(笑)。

藤田JIROさんがかっこいいなって思ったんだよね。なぜかっていうと、ベースの色が綺麗だったから。

チャーあー覚えてる。きれいだったね。青いやつ。

藤田青と緑の中間色かな、シースルーっぽい感じのね。あれが綺麗だったから、当時の単純な自分はベースを持ちたいって思ったんだ。

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本木美奈
  • 本木美奈
94年生まれ。通称もっきー。音楽ライター。脚本勉強中。「音楽」と「ドラマ」と「犬」をこよなく愛しています。