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「いろんなものがぐるぐる回っている」ってイメージ

――それでは、今作『ランドリー』について聞きたいと思います。まず、アルバムタイトルはどこから思いついたんですか?

稲荷“ランドリー”は、洗濯機の中で回っている洗濯物が絡んだりもみくちゃになってしわくちゃになって、最後には汚れが落ちてきれいに洗い上がっていく。そういう様子を、人と人との関係に例えてます。

――そのテーマが先行してあったんですか?

稲荷『きっと鳴り止まない』はひとりぼっちなイメージだったけど、『ランドリー』は「いろんなものがぐるぐる回っている」ってイメージが最初からありました。それが洗濯物にうまく結びついたかなって感じです。

稲荷直史(Vo/Key)

――アルバムの制作自体はいつぐらいから始めたんですか?

稲荷アルバムを夏にリリースするってことが先に決まっていたんですが、1月に『きっと鳴り止まない』のツアーファイナルがあったときには1曲だけ出来ていました。ほかの曲は、そのツアーファイナルのあとから作ったんですよ(笑)。

――それは大変でしたね(笑)。では収録曲のほとんどが新曲なんですか?

稲荷2曲目の「待ってる」は僕が高校生のときに弾き語りで作った曲で、6曲目の「目をみて話せたら」は初期の頃のデモ(『エンドロールe.p.』)に入っていた曲の再録になります。

――なぜ「待ってる」を今回のアルバムに入れようと思ったんですか?

稲荷ずっとバンドでやりたかったんですけど、前作では合わないなって思って入れていなかったんです。けど、メンバーに聴かせたら「すごくいいじゃん」って言ってくれて、今回かたちにできました。

その人にとって僕はなんでもないんだろうな

――高校生のときからあたためていた曲だったんですね。

稲荷ドラムをやっていた高校生のときに、ボーカルじゃないやつら集めた「弾き語り大会」っていう無茶苦茶な企画があって(笑)。そのときに「曲を作らなきゃ」ってなって、本当にほぼ初めて作った曲なんです。

――高校生のときに作った曲で、今もやっている曲ってほかにもあるんですか?

稲荷その頃に作った曲はほとんど覚えてないんですけど、「待ってる」だけは歌えるし弾ける状態が続いてて、弾き語りでもずっとやっていたんです。

稲荷直史(Vo/Key)

――「待ってる」の歌詞にある「始発帰りの僕は君を見た」というのは、高校生の頃の実体験ですか?

稲荷そうですね。でも別に、その人がどんな人なのかっていうのはわからなくて……でも、実際にいました。

――ということは、「巨大なショッピングモールの駐輪場」というのも実在する場所なんですね。

稲荷地元の駅前にアリオってショッピングモールがあるんですけど、僕がそのアリオを通って家に帰ってたんですね。早朝に帰ってきて、本当に、まんまですよそれは。ちょっとなんか……、やっぱり女の子の話はやめます(笑)。

――え、ダメなんですか(笑)。話してほしいんですけど。

稲荷ダメじゃないですけど……。女の子がいて、ちょっとかわいいなって思ったんですよ。でも、こっちが一方的にかわいいって思ったところで、「その人にとって僕はなんでもないんだろうな」って思って……すごい悲しくなって作った曲です(笑)。

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  • 鈴木 "もぐら" 悠太郎
1986年 神奈川県生まれ 通称"もぐら"
ライブハウスでの撮影をはじめ、2013年にはFUJI ROCK FESTIVALや朝霧JAMといった大型フェスの撮影も担当するなど活躍の場を広げている。またライブや音楽イベントのみならず、風景やポートレートなど幅広く撮影中。