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「バンドって楽しいのかもしれない」って最近ようやく思えてきました

――そんなことがあったんですか……。ところで、リコチェットマイガールというバンド名の由来はなんですか?

稲荷くるりが大好きで、くるりの曲から名前をとったんです。「Ricochet」(リコシェ)って曲なんですけど、僕の学がなさすぎてこの英単語を“リコチェット”って読むと思ってたんですね。こいつはかわいいわと思って……(笑)。

――では、“マイガール”はどこから持ってきたんですか?

稲荷その曲では「君みたいな奴は百人くらい居るんだろう 別に君じゃなくてもいいだろうに」って思いながら、「君を今繋ぎとめないと」って歌ってるんです。だけど、当時の僕はめっちゃ思い込み強くて「何かを繋ぎとめるなら、それと引き換えに何かを突き離さなくちゃいけないだろう」みたいに考えていたんです(笑)。つまり、“マイガール”というのは大切なものの比喩で「大切なものを突き放してでもやるバンドにしよう」と思って“マイガール”をつけました。

――それはバンドを組む前から決めていたんですか?

稲荷そうですね、もう「リコチェットマイガールってバンドをやる!」ってバンドを組む前から決めてました。

稲荷直史(Vo/Key)

――それからメンバーはどうやって集めたんですか?

稲荷僕がボーカルをやるってことに面白がってついてきてくれる人や、ほかのバンドを掛け持ちしながらやってくれてる人がいたりしました。今となってはオリジナルメンバーは僕だけです。

――結成から何度かメンバーチェンジを経て、現在のバンドの状態はどう思いますか?

稲荷「バンドって楽しいのかもしれない」って最近ようやく思えてきました。いろんな方面へのコンプレックスが大きすぎて、あんまし楽しめてなかった部分が今までは結構たくさんあって。例えば出らんなかったサーキットフェスとか、何がなんでも行かなかったりとか(笑)。

――悔しさが勝るわけですね。

稲荷なんていうか、バンドやってる以上はやっぱり出てもないイベントにヘラへラ遊びいくのなんて嫌じゃないですか。ご挨拶にいくことはありますけど。まあそういう部分は僕個人のあれですけど、今の状態は音楽的な部分でも状態としてはかなりいいんじゃないかなと。既存曲の新しいアレンジとかも、めちゃくちゃ出てくるし。面白いです。

すごい好きなバンドがひとつ増えました

――稲荷さん個人としては、ほかのアーティストのサポート活動も行っていますよね。

稲荷個人的には、シンガーソングライターの珠麟さん(日南響子)のサポートだったり細かいことをいろいろやっていましたね。

――昨年はグッバイフジヤマ(以下:グッバイ)にサポートとして参加していましたよね。きっかけはなんだったんですか?

稲荷僕が弾き語りをやっていたときに中山さん(Vo/Gt)が観に来ていて、お客さんが「あの人(稲荷)をグッバイフジヤマに入れなよ~」って勧めてくれたらしいんです。中山さんが「俺、中山! 一緒にバンドやろうよ! これまだ出てない新譜だから!」って言って『5人はアイドル』のCDをくれました。

――それからどのくらいの期間、グッバイのサポートをしていましたか?

稲荷2014年1月から12月のワンマンまで約1年間やらせてもらいました。

――その間に、リコチェットでは10月に前作『きっと鳴り止まない』をリリースしていますが、けっこう忙しかったんじゃないですか?

稲荷直史(Vo/Key)

稲荷リコチェットとグッバイの活動は交互にやってました。『きっと鳴り止まない』のレコーディングも、初日はブトレグサーキット(TOKYO BOOTLEG CIRCUIT)にグッバイで参加して、ライブが終わってからリコチェットのレコーディングをしにスタジオに行って……。貴重な経験ができました。今思えば楽しい思い出のひとつかもしれませんね。

――グッバイのサポートをやめて、リコチェットに専念するのは覚悟が必要だったんじゃないかと思いました。

稲荷覚悟もそうですけど、「バンドのボーカルとしてやっていきたい!」っていう気持ちがいろいろ考えた結果、やっぱり一番にあったので。あと、周りのいろんな人が力を貸してくれたからこそ実現していた部分もあるので、グッバイにも、助けてくれたリコチェット側のスタッフにも感謝しかないですね。

――また一緒にできる日がきたら面白いですね。

稲荷1年間を通して、すごい好きなバンドがひとつ増えました。今思い返しても楽しかったなって思いますね。

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  • 鈴木 "もぐら" 悠太郎
1986年 神奈川県生まれ 通称"もぐら"
ライブハウスでの撮影をはじめ、2013年にはFUJI ROCK FESTIVALや朝霧JAMといった大型フェスの撮影も担当するなど活躍の場を広げている。またライブや音楽イベントのみならず、風景やポートレートなど幅広く撮影中。