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今はこれが真ん中だと思ってやっています

――「マジカルエンジン」のMVのアイデアは誰発信なんですか?

ナルト楽曲を聴いてもらって、全部任せました。アニメにしようと思ったのはMV作るクリエーターをピックアップしている中で、アニメーションを作れる人が順二の知り合いでいたんです。なにをリードにするか決めていなかったんですけど「マジカルエンジン」っていうバキっとした曲をアニメーションでMV作ったら面白いかなと思って決めました。

――すごく面白いMVですよね。メンバーの評判どうでしたか?

ナルト最高だなと思いました。LINEで俺が「スゲーいいね」って送った後に小倉から確か「最高です」って来ていたと思います。ああいうの作ったことなかったんで。

――任せた結果、最高のものができたと。

ナルトもちろん全く何も言わないわけじゃないんですけど、あまり口を出してもクリエイティブなものにならないと思うので。口はできるだけださないほうが絶対良いと思っています。

――今作が“気持ち良い”という部分を突き詰めた作品である。これは音からも伝わってくる部分が多分にありますが、日本語の語感に関してもう少し伺いたいです。語感が良いといっても、語感さえ良ければなんでも良かったわけではないと思うんです。ナルトさんが今作を通じてリスナーに伝えたい言葉ってなんだったのでしょうか?

ナルト“かなしみ射抜こう”ってわりとざっくりしたイメージで出した言葉なんです。そして歌詞を並べていった後に“悲しみ”っていうものが自分に与えている影響とか、それに対してどう動けているかっていう感覚が、今のバンドと自分にあって。だからそれを1曲目にしたいっていう願望がもうあったんですよね。メンバーにもこれが1曲目だからって伝えました。後付けで“悲しみ”っていう言葉に敏感になってきたんですよね。「汚れちまった悲しみに」とかをまた読んで。

――中原中也の詩ですよね、「かなしみ射抜こう」で引用している。

ナルトそう。そして読んでいる時に“汚れちまった悲しみ”ってなんだろうと思って調べたんです。調べてみたら“悲しみというものは、自分の背中を押す人生の推進力になるものだ。なのにその悲しみに溺れてしまう、家から出なくなったり悪いことをしてしまう。“悲しみ”っていうものは自分の原動力になるものなのにそれに溺れている、汚してしまっている。”っていう意訳を見て、スゲー良い詩だなと思ったんですよね。そしてそれを小倉に言ったら引用するアイデアを出してくれて。

――読んだことのある詩ではありましたが、その意訳は知らなかったです。

石井ナルト(Vo)

ナルト谷川俊太郎とか早川義男とかもよく“悲しみ”って言葉を使っているんですよね。それは多分意識的なものじゃなくて、年をとるとそういうものに動かされて創作している人が多いのかなって。ほんとに幸福すぎたら創るっていう原動力が生まれてこないかもしれないし。そういう感覚で、今作を作れたという気はします。

――悲しみ、そしてそこから生まれるエネルギーが今作のキーワードになったんですね。

ナルトそうですね。だって今までだったらこんな歌詞作らないですからね“これがパワーだ!/俺のパワーだ!”でも今はこれが真ん中だと思ってやっています。

ライブ情報

『かなしみ射抜こう』リリースツアー東京編(ワンマン)
2015.06.27(土)
東京・渋谷TUTAYA O-NEST
OPEN 19:00 / START 19:30
ADV ¥2,500/ DOOR ¥3,000
(1ドリンク代別)

『かなしみ射抜こう』リリースツアー名古屋編
2015.07.05(日)
愛知・名古屋Spazio rita
w / mudy on the 昨晩 / SuiseiNoboAz
OPEN 18:30 / START 19:00
ADV ¥2,500/ DOOR ¥3,000
(1ドリンク代別)

『かなしみ射抜こう』リリースツアー大阪編
2015.07.10(金)
大阪・心斎橋Pangea
w / Dr.DOWNER / bacho
OPEN 18:30 / START 19:00
ADV ¥2,500/ DOOR ¥3,000
(1ドリンク代別)

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伊藤 啓太
  • 伊藤 啓太
音楽好きの家庭育ちの次男。某CD屋からスタートし事務所、ライブハウス、音楽誌、流通、イベント制作と渡り歩いた業界屈指の決定力のない器用貧乏。
  • 鈴木 "もぐら" 悠太郎
1986年 神奈川県生まれ 通称"もぐら"
ライブハウスでの撮影をはじめ、2013年にはFUJI ROCK FESTIVALや朝霧JAMといった大型フェスの撮影も担当するなど活躍の場を広げている。またライブや音楽イベントのみならず、風景やポートレートなど幅広く撮影中。