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パンクのアティテュードはあれば出る

――2012年にリリースの『カジツ』はPOP GROUPからのリリースになりますが、今の話の流れだと動きはかなり自主に近かったんですか?

ナルト近かったですね。楽曲作ってリリースするという動きはPOP GROUPと仕事する前から大体決まっていて、行程も組んでいました。そこにPOP GROUPが乗ってくれた感じですね。

――手助けをしてもらった感じですか?

ナルトそうですね、POP GROUPも頑張ってくれたので良かったです。

――そして2013年末に北沢(Ba)さんが脱退して今のベースの松下さんが加入するまで半年ほど時間が空きますが、これがバンドとして今までで一番長い空白になるんですかね。

ナルトライブ活動を止めたことがなかったので、そういう意味ではそうですね。

――バンドとしてはあまり止まっていた感覚はないですか?

ナルト止まっていたって感覚は全然なかったですね。新しいベースを入れるイメージもあったので、やりたいと言ってくれる人がいればいいなと思ってました。3人でもスタジオにはたくさん入っていたし、曲だけをたくさん作っていた感じですね。でも結局その時の曲は今作には1曲も入っていないんですけどね(笑)。ボツになる曲けっこう多くて。

石井ナルト(Vo)

――松下さんが加入したのはどういった流れだったんでしょうか。

ナルト1度募集かけたんですよTwitterとかHPとかで。けっこう応募がきて、連絡とってたりもしたんですけど、順二(松下)はどうだったかな……ちょっと忘れちゃいましたけど。

――元々面識はあったんですか?

ナルト顔は知っているくらいですね。

――対バンもない?

ナルト順二はA.O.Wというバンドをやっていたんですけど、僕は順二が加入する前しか知らないんですよね。やりたいって言ってくれて会ったなかですごくいい感触があったんです。最初は俺一人で会ったんですけど、それをメンバーにも伝えてスタジオに入って、最初から良かったんですよね。そこから何度かスタジオ入ったり飲んだりして決まりました。

――順二さん加入以前も以後も観てますが、比較じゃないですけど順二さんが加入してからの最近のチョモはめちゃくちゃいいですよね。

ナルトありがとうございます。大工とか小倉とかのプレイをもっと引き出せるというか、ある程度うまいやつを入れようとは思っていたんです。俺的には“リズムの土台があって、そこに日本語がざっくり乗っかって気持ちいい”そんな感じの音楽がやりたいから、ファンクとかミクスチャー……そういう音楽を4人でしっかりやりたいなと。それを順二にも伝えて、そしたら彼もそういうの好きだって言ってくれて。後はオルタナ感、ハードコア感、パンクのアティテュードっていうのはあれば出るだろうし。みたいな。

――そうですよね、おのずと。

ナルト4人でやっているときの気持ちいいグルーヴ、感触みたいなものがあって、それを一番求めています。

日本語が乗る感覚を突き詰める

――今作『かなしみ射抜こう』にそれがすごく現れていますね。表題曲の「かなしみ射抜こう」は、まさに気持ちのいいファンクアプローチのミクスチャーパンクですよね。後は作品を通じてすごく肯定的なメッセージに溢れているなと感じました。肯定的だけど決して能天気ではない強さを携えた作品だなと。今作はなにか制作にあたってコンセプトがあったんですか?

ナルトさっき言ってたノリだったり、日本語が乗る感覚を突き詰めるというのがコンセプトですかね。でもそれは俺が持っているコンセプトだったりするんですけど。特に日本語が乗る感覚は意識しました。

――特に「かなしみ射抜こう」とか「マジカルエンジン」の語感の気持ち良さって、聴いてる側としても今までの作品よりも一歩前に出ている感じはしますね。

ナルト気持ち良さを音に出すっていうのは、やっている側が気持ち良ければ自然に出てくるんですよね。気持ち良くやっていれば曲も気持ち良くなってくるというか。だからあまり考えていないといえば考えていないです今作。

――ミニアルバム自体に意味合いを持たせたということではないということですね。

ナルト“こういう楽曲にしていこう感”みたいなものはあまりなかったかもしれないですね。感覚的に気持ちいいっていう感覚だけでオッケーみたいな。

――今まではどうでした?

石井ナルト(Vo)

ナルト今までは考えているところがあったかもしれませんね。2nd、3rdは特に。自分たちでどういう楽曲にしたいかっていうことを考えていました。今はより気にしなくなったというか、細かいところをこだわらなくても成り立っている気がするなっていうのもあります。

――それは長年培ってきた自信ですよね。

ナルト気にして楽曲のコンセプト変えたり録り直したりしても、結局前のほうが良かったりすることもあったりしますしね。

――今作で一番新しい楽曲ってどれになるんですか?

ナルト完成は「白昼」ですね、元ネタが一番前からあったのも「白昼」なんですけど。

――「白昼」の頭の部分の高音のコーラスは女性の声にも聴こえましたがゲストですか?

ナルトいや、全部俺の声です。オクターブで上の音と下の音と合わせたら気持ち悪く聴こえるかなって(笑)。

――気持ち良く聴こえましたよ?(笑)

ナルトそう、気持ち良いんですよね。最初は原曲キーで録って、録りながら変えていった感じですね。

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伊藤 啓太
  • 伊藤 啓太
音楽好きの家庭育ちの次男。某CD屋からスタートし事務所、ライブハウス、音楽誌、流通、イベント制作と渡り歩いた業界屈指の決定力のない器用貧乏。
  • 鈴木 "もぐら" 悠太郎
1986年 神奈川県生まれ 通称"もぐら"
ライブハウスでの撮影をはじめ、2013年にはFUJI ROCK FESTIVALや朝霧JAMといった大型フェスの撮影も担当するなど活躍の場を広げている。またライブや音楽イベントのみならず、風景やポートレートなど幅広く撮影中。