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THEラブ人間が主催し、今年で5周年となる自主企画“下北沢にて”。今年は下北沢の複数会場を使いサーキット形式で11月30日に開催される。3会場を使ったサーキットイベントからスタートし、毎年規模を拡大していき昨年はツアー形式で全国を行脚。Diggityでは本イベントの新しい試み、ロックバンドであるTHEラブ人間がなぜこのイベントを開催し続けるのかをうかがうべく、メンバーの金田康平(歌手)とツネ・モリサワ(キーボード)に開催直前にインタビューを敢行した。

[メンバー] 金田康平(歌手)ツネ・モリサワ(キーボード)
[取材・文] 伊藤啓太
[写真] 鈴木“もぐら”悠太郎

夢物語みたいな話から始まりました

――まずは“下北沢にて”の歴史を教えてもらえますか?

金田2008年に話は遡ります。ツネと俺が下北沢のCAVE-BEというライブハウスで働いていた時に、「もっと面白いことが起きればいいね」ってよく話していたんです。でも面白いことは待っていてもなかなか始まらないから、「面白いことをやろう」って言ってたんですよね。下北沢の商店街に櫓組んで祭りみたいにして、そこでロックバンドが演奏している。そんなイベントがしたいねって。でも、バンドも組んでいないから下北沢では俺たちのことを誰も知らないし、夢物語みたいな話から始まりました。そして、その1年後くらいにバンドを組んで、(イベントに)着手していきますかって話して。

ツネ・モリサワ(キーボード)、金田康平(歌手)

――では、ラブ人間結成と同時進行でスタートしたんですか?

金田思い出した感じかな。まずはバンドに向き合って一生懸命やって、そうしたらもっと面白いことしたいって欲が出てくるじゃないですか。2009年は自主企画をやりまくり、2010年に入って夏にツアーを回ろうって話になったんです。そこからまず、ツアー初日はどこかで自主企画をやろう、そしてツアーファイナルにあの言っていた野外フェスみたいな事をやろうって話をして。ただ、当時の俺たちには野外フェスはどうしてもできなかった。じゃあ、いつかできるように今から下北沢の街を使ったイベントをやりたいと話して。当時、サーキットイベントが今みたいにはあまりなくて、それで始めたんです。そこがスタートですね。

ツネ元々、下北沢には“北沢音楽祭”っていうサーキットイベントがあって。それは区とライブハウスと街が絡んでやっているサーキットイベントなんですけど、ああいうものをやりたいなと当時思っていたんです。ただ、そのイベントはバンドマンとは近くないというか……そういう感じがしていて。そして2010年に“下北沢にて”を初めて行った後に“MINAMI WHEEL”っていう(大阪の)イベントに初めて出させてもらったんですけど、それがすごかったんです。大阪の街もすごく協力的だし。

金田街とバンドマンも密接に繋がったサーキットイベントですね。衝撃的だった。

ツネ“下北沢にて”もそれを目指してやりたいなって思って。

――街とバンドとが繋がりを感じられるイベント。

金田街とバンドと、街に来る一般の人。これが繋がっていければ絶対面白いはずなんだよね。でも、これが繋がらないと絶対面白くない。ライブハウスでは毎晩面白いことが起きているのに、知らない人が過半数っていうのは嫌だから、それにこだわって。

――最初の開催から年々会場数も増えていき、去年は形式をサーキットではなくツアーを行いましたが、その意図は?

金田1つはチャレンジ。それと、東京でしかやれていなかったけど、あの雰囲気をいろんなところに持っていければと思ってやった。ありがたいことに全国各地で待ってくれている仲間もできたしね。後は2ndアルバムを作っていた時期で、音に本当に集中していたからイベント制作に手が回らなかったっていうのもある。とにかくイベントの形式にこだわってなかったってのはよかったかな。

ツネ時期をずらそうかって話もあったんです。今年は元々春にやる予定だったんですよね。でもメンバーの入れ替えとかいろいろあって。

金田手が回らなかったね。

ツネうん。やっぱりバンドが主体だから、そこはコントロールされるというか。弱みだとは思ってないですけどね、強みでもあると思うし。ただ、サーキットイベントをやるかやらないのかっていうのは、実はすごく悩みまして……。

――実際いつやるって決めたんですか?

ツネ去年のツアーがスタートしたくらいですね。春先にやった方が暖かいし、春がいいねって話していて(笑)。

――今回の日程に決まったのは?

金田新メンバーツアーやっている途中くらいかな?  あんまり覚えてないや。みんなで今年は頑張ろうって話して、まったりとブッキングが始まって。「せーの!」で始まったというよりは、まったり「あのバンド呼びたいねー」って話していて。そしてあれこれ決めていって、気づいたらもう2週間前だと(笑)。

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伊藤 啓太
  • 伊藤 啓太
音楽好きの家庭育ちの次男。某CD屋からスタートし事務所、ライブハウス、音楽誌、流通、イベント制作と渡り歩いた業界屈指の決定力のない器用貧乏。
  • 鈴木 "もぐら" 悠太郎
1986年 神奈川県生まれ 通称"もぐら"
ライブハウスでの撮影をはじめ、2013年にはFUJI ROCK FESTIVALや朝霧JAMといった大型フェスの撮影も担当するなど活躍の場を広げている。またライブや音楽イベントのみならず、風景やポートレートなど幅広く撮影中。