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一緒に作品を作ろうとしてくれる人

――なぜ、中村さんにお願いしようと?

鈴木中村さんが録った作品にすごく好きなものが多くて。ゆらゆら帝国とかはもちろん、自分の周りのバンド、例えばHOMMヨのアルバムとかいろいろですね。それで紹介してもらってお願いしました。

那須中村さんのことは前からいろいろ聞いてて。どうやらバンドにズバズバ言うらしい、と(笑)。まあ、ご本人いわく、言わない人には言わないらしいんですけど(笑)。そういうある意味厳しい人と一緒にやりたいな、という思いはありました。レコーディングについてもわからないことがたくさんあったんで、厳しくてもいろいろ言ってくれるほうが良いな、と。

鈴木こちらの指示どおりにやるだけ、という人ではなくて、一緒に作品を作ろうとしてくれる人、真剣に作ってくれる人が良いな、と思って。

那須実際、中村さんに言われて「ああ、こうしよう」「そうしてみよう」という場面もたくさんあって。反応も早くて。

鈴木めちゃくちゃ仕事が早いね。

那須やってもしょうがないこと、やったほうがいいことをバシッバシッとすぐエンジニア目線で言ってくれましたね。実際やってみて、なるほどと思えることが多くて。

鈴木ギターソロを重ねます、というときに「じゃあブースで音作りしてきて~」ってブースに入って、音を作り終えるか終えないかのタイミングで「はい、まわしまーす」って言われて、「え! もう!?」って思ったんですけど(笑)。それくらい作業のテンポがはっきりしていて無駄がない。判断が早い。

――おお、なるほど。

鈴木あと、ものをハッキリ言ってくれる人だから、「このテイクはイマイチだねー」と言われたかと思えば、良いテイクの時は「これはすごく良いね!」と言ってくれますね。

――ただ厳しいというのではなくて、きちんと判断してくれるんですね。

鈴木そう、ちゃんと言ってくれる。それがすごく良かったですね。気持ちも良いし。良いものをきちんと良いって言ってもらえると自信にもつながりますしね。基本的によく喋る人ですね。

――音作りという面ではスムーズにいったんですか?

鈴木(スムーズさを比べるものがないので)なんとも言えないですけど、やりながら、やっぱりその判断のテンポは早かったですね。

――最近のsalsaの傾向として、楽曲のなかでの3人の距離感が絶妙だと思います。アンサンブルがより良質になっていってるというか。そのワクワクがたまらないんでよね。そこでやはり音作りも気を使ったのではないかと思うのですが。

鈴木もちろん気を使いますね。

佐藤実は、レコーディングの前に「できるだけ小さな音で練習してきてください」と言われまして。それを2ヶ月くらいずっとやってましたね。それをやってみたらめちゃくちゃ粗が出て(笑)。なるほど、と思いましたね。言ってくださったそのアンサンブルと向き合えたと思います。

鈴木打ち合わせをしてからレコーディングまでの時間があったので、いろいろなところを詰めることができましたね。レコーディングのプロである中村さんの意見を聞きつつ。

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アサイ タクロウ
  • アサイ タクロウ
RinkyDinkが発行するインディーズミュージックマガジン『depOn』編集長。時代の波に華麗に(?)乗り、紙面からWEB上へ活動の拠点を移した。自身もバンドマン。編集者とバンドマン視点でバンドを紹介!