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 昨年、新メンバーとして竹下ショパン(ピアノ、キーボード)と石田III成(サックス)を迎え、5人編成となった(M)otocompo。キーボードが増えて音がより厚くなり、さらに泥臭いプレイも聴かせるサックスが加わったことにより、「エレクトロとスカの融合」を掲げる(M)otocompoのサウンドはさらなる進化を遂げた。

そして活動開始から約3年、彼らが遂に初の全国流通盤シングル『OK SKA ep』をリリースした。4曲入りで収録時間は10分ジャスト、何のクレジットもない今作には、OTOCOたちが貫き続けてきた“DIY(Do It Yourself)の精神”が集約されている。

これまでの活動から今作に至るまでの思いを、初期メンバーであるDr.Usui、カツメン、平野きのこの3人に聞いた。はたして、(M)otocompoの活動スタイルに潜む“セルフわっしょい方式”や“ドリフターズ性、クレイジーキャッツ性”とは……?

[メンバー] Dr.Usuiカツメン平野きのこ
[取材・文] 宗像明将

オファーがあったところには成り振り構わず出てった

――「ぐるぐる回る2011」で初めて(M)otocompoを観たんですけど、そのときに「笑点のテーマ」のカバーを演奏していて「何だこれは!」と驚きました。自分達のライブが終わっても、イベント中の行く先々で(M)otocompoがずっとフライヤーを配っている。とにかくクドい(笑)。あの年は東日本大震災がありましたけど、なぜそんな時期に異様な本数のライブをしはじめたんですか?

Dr.UsuiOTOCOたちは、スタジオでみっちり練習して上手になるようなタイプじゃないと思って……。ライブで緊張感のある場数を積んで行った方が成長すると思ったんですよ。

平野ライブハウスだけじゃなく、カフェでもどこでもオファーがあったところには成り振り構わず出てった感じですね。

Dr.Usui現場によっては「明日空いてるんだけど出れる?」っていう急なオファーにも、次の日それぞれユニフォームのボーダーTシャツさえ持ち歩くの忘れなければ受けてたね。

――メンバーそれぞれ仕事をやりながら、平日の夜にもリハーサルなしでライブをやったりしてた訳ですね?

Dr.Usuiうん、平日はほとんど僕ひとりでリハーサルしてた。他のメンバー分の機材も持っていって、マイクも全員分立てたりしてね。若いイベンターの企画にもたくさん出てたし、知らない若い子達を目の前にしてシャイになっちゃったりしてたな(笑)。

平野若い子達は「この人、ひとりで一体何やってるんだろう?」って思ってたでしょうね(笑)。

Dr.Usui音圧があるトラックを使って音は派手なのにとにかく一人だから、リハーサルは結構弱気かつ地味にやっていてね。それでライブ本番になると人数増えていきなり振り切れた演奏をするから、みんなに怖がられてたかもね(笑)。

保身的な音楽業界全体へのアンチテーゼ

――まだ(M)otocompoのインタビューが「The Japan Times」による英語のものしかなかった当時、日本の原発事故にも関連付けて活動してましたね。Kraftwerkの「放射能(Radioactivity)」をカバーしたり。

Dr.Usuiあの年は音楽業界全体がすごい保身的だったね。だから、そこに対してアンチテーゼのつもりだった。

――当時、Kraftwerkの「放射能(Radioactivity)」を演奏したことにより、政治的な意味合いを付けられた部分もありましたか?

Dr.Usui本当はそれのMVも作ろうとしてたんだよ。すごいシニカルなものにしようと思ったけど、頓挫しちゃった(笑)。

――何で頓挫しちゃったんですか?

Dr.UsuiMVを作ろうとするとメンバー減るっていうジンクスがあって(笑)。今回の「OK SKA」でようやく作ることができたんです。

――できてよかったですね!(笑)一昨年、Kraftwerkが「No Nukes 2012」で日本にやってきましたが、「放射能(Radioactivity)」を(M)otocompoよりも日本語多めで歌うということもありましたね(笑)。

Dr.Usuiあはははは!(笑)

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