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HEREは2008年に「グラム歌謡+ロック歌劇+エキゾチック・シアター」というコンセプトのもと始動したロックバンド。派手な衣装にハイテンションでロックシーンを盛り上げる。今作はEPにして74分超えの超大作。「自分たちがCDをリリースする意味を見いだしたかった」。そう語る尾形回帰(Vo)が目指すバンド像とは……?

[メンバー] 尾形回帰(Vo)
[取材・文] ITK
[写真] 爆裂写真家 高畠正人

“ロック現場主義!”

――リリースおめでとうございます。ところでHEREの前進バンド・インビシブルマンズデスベッドはなぜ解散して、またHEREというバンドを組もうと思ったのですか?

尾形インビシブルマンズデスベッドはアンダーグラウンドのシーンだとそこそこいい線いってたんだけど、このままいくと「アンダーグラウンド界のお局になってしまう」と思って解散を決意したんです。もっと多くの人に届いて、なおかつ自分の好きな音楽性を前面にだしたバンドをやりたかったので、戸惑いはなかった。ただ応援してくれていたお客さんを戸惑わせてしまったのは申し訳ないなと思っています。

――衣装の派手さやメイクは引き継いでいますね。

尾形忌野清志郎やTHE YELLOW MONKEY、THE ROLLING STONES、THE WHOとか、いわゆる王道ロックが好き。大好きなロックスター像を前面にだしたからこそ今のHEREがあるんです。それにインディーロックでこんなにド派手メイクしてド派手な衣装着たバンドっていないでしょ?

――インディーロック界隈では見たことないです。前進バンドと比べるとだいぶ短いバンド名になってますが、HEREという名前はどこからきたんですか?

尾形長いバンド名ってどうしても省略されるから、できれば省略されたくなかったんです。「HERE」という単語は中学生で習って、みんながよく知っている単語なのに、名詞として使われていないのが意外でそこに惹かれました。ただありふれてる単語だけにネットでの検索が大変で、エゴサーチがまったくできない……(笑)。あとHEREを始めた当時はライブが活動の中心でライブに行けば俺らに会えるし、ライブという現場から全てが生まれるから“現場=ココ=HERE”みたいな。まさに“ロック現場主義”!

――おぉー! 今もそのスタンスは変わらずで?

尾形やっぱりなんだかんだでライブがいちばんのプロモーションになるし、自分たちをいちばん伝えられる場だから変わらないです。だから「CDよりライブのほうがいい!」ってたまに言われちゃうんだけど(笑)。でもそれは目の前で本人が生でやってるから当たりまえのことなんですよね。CDに負けたらヤバい。

――現場で勝負できるバンドは強いと思います。では今回のEP『はっきよい.ep』についてお聞きしたいと思いのですが、単刀直入になんでこんな15曲も詰め込んだ一枚に?

尾形それこそ、CDが売れない時代と言われていて、普通に発売してもたぶん反応も結果も予想通りになる。それなら規格外のことをやってHEREというバンドがシングルをリリースする意味を世間のみんなに知ってもらいたかったんです。インディーズならではの自由な発想で面白さを表現したくて。だからシングルだけど、CDの収録分数の限界の74分42秒に挑戦してみようと!

――ガツンと男らしくて”HEREならでは”と、いう感じですね。

尾形話題性もあるし! 最初は収録曲も何も決めずにインパクトありそうだからという理由で「74分のCDだすよ」って言いました(笑)。なんとなく10曲以上入るだろうと思って10曲以上とも言ったし……。

――確かに、頂いたリリース情報には収録曲名が載っていなかったですね。

尾形最初は曲じゃなくて兎に角”何か”でCDの容量をいっぱいにしようと考えてて。ラジオみたく1時間メンバーの喋りとか曲を細かく解説する案とかいろいろあったんですけどね。でも、みんながいちばん喜んでくれるのはやっぱり曲だと思って今の形になりました。

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画像はイメージキャラクターです。常にエンターテイナーでいたい東洋の代表的野菜。