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UK.PROJECT内に新レーベル「Hamsterdam Records」を立ち上げ、第一弾として6月7日(水)にtetoとのコラボシングル『split』をリリースしたばかりのHelsinki Lambda Club。 そのレーベルの設立を記念するワンマンライブ “Get Hamstoned…”が6月30日(金)東京・渋谷WWWにて行われた。

この日はライブ以外の時間も来場者に楽しんでもらえるようにと、バンドワゴン・ヘルシンキ号が景品の“型抜き大会”や写真展や過去のグッズ展、フォトフレーム設置などさまざまな企画が用意された。開演前にはメンバーがラジオ収録をしている様子や、この日のワンマンに対する意気込みを語るVTRが映し出され、渋谷WWWは開演を待つファンの高揚感に満ちていた。

照明が暗転すると軽快なBGMのなか、Helsinki Lambda Club の4人が姿を現す。「めちゃくちゃ緊張してます。Helsinki Lambda Clubです。よろしくお願いします」という橋本薫(Vo/Gt)のあいさつとオーディエンスの歓声でライブが幕を開けた。

1曲目からアップテンポな「Skin」、ライブの定番「ユアンと踊れ」と勿体ぶる様子もなく飛ばしていく4人。オーディエンスもそれに応えるように、体を揺らしたり手を挙げたりしながら演奏に耳を傾ける。

続いて橋本が、今回のライブが新レーベル「Hamsterdam Records」設立記念のイベントであることに触れ、その第一弾としてリリースしたtetoとのコラボシングル『split』から「King of The White Chip」と「Boys will Be Boys」を披露した。

MCを挟み、「来てくれてありとうございます」と集まったファンに橋本が感謝を述べる。この日は最終的にソールドアウトとなったが、直前までチケットが残っていたことを心配していたと話し、満員の会場を見渡して胸をなでおろす一面もあった。さらに去年から今年にかけて、前メンバーの休止・脱退など苦労したことやその間サポートメンバーを入れてライブを行っていたことなどを振り返り、新たなスタートとして今年4月に加入した熊谷太起(Gt)を紹介。客席からは自然と温かい拍手が起こった。

続いて久しぶりに披露する曲と話して「檸檬倶楽部」を披露。さらに「彷徨いSummer Ends」、「Morning Wood」を続けて演奏した。

ここで稲葉航大(Ba)がジャングルの動物たちを演じるという子芝居を挟み、ウケてほしいところで観客から声援が送られるという予想外の展開に……という前振りで「メサイアのビーチ」を演奏。メンバーそれぞれがアグレッシブな演奏を見せつけた。初めから飛ばしていた彼らだが「Justin Believer」で本領を発揮し、どんどんステージはヒートアップしていく。

ドラムのリズムが鳴り響くなか、橋本がメンバー紹介を始める。アベヨウスケ(Dr)、熊谷太起(Gt)ときて、稲葉航大(Ba)に行くかと思いきや自分へ、というコミカルな一面を見せながらも、飛ばしていた稲葉を紹介すると、骨太なベースが会場に鳴り響き、ヘルシンキを代表する曲のひとつである「Lost in the Supermarket」を演奏。続けてアップテンポな「メリールウ」でも勢いのある演奏を見せ、オーディエンスは大いに盛り上がった。

MCでは稲葉が先ほどの「メサイアのビーチ」の前振りに関して、音声を深夜の代々木公園で録ったという裏話で観客を笑わせたり、今回企画されている“型抜き大会”の話題では景品に出されているバンドワゴン“ヘルシンキ号”とのお別れ(になるかもしれない)を惜しむ場面もあった。

演奏に戻ると「声」では、歌いだす橋本にスポットライトが当たり、タイトル通り声を一人ひとりに届けるように丁寧に歌う。そのまま「しゃれこうべ しゃれこうべ」、「ぢぎぢぎ」と続き、クールダウンしながらもストレートな歌詞で観客の心をしっかり掴んでいた。さらにダークなメロディの「ハイパーインフレーション」、橋本の「あんなにずっと一緒にいたのに忘れちゃってるでしょ?」の一言から「lipstick」を披露した。

続いて「マニーハニー」、「NEON SISTER」と軽快でポップなナンバーを演奏。さらに橋本が「言いたいことがなかなか言えないけど、まずは歌で言えたらいいな」という想いを話し「目と目」を歌った。疾走感あふれる一曲「This is a pen.」では、待ってましたとばかりにオーディエンスの手が挙がり、会場はこの日いちばんの一体感を見せていた。

「テラー・トワイライト」に続いて“This video has been deleted”のフレーズがお馴染みのキラーチューン「TVHBD」で盛り上がりは最高潮に。『split』から残っていた1曲「宵山ミラーボール」を披露し、4人で息を合わせ終わらせたかと思うと「このままじゃまだ終われない!」と稲葉が観客を煽り、再び「TVHBD」を演奏するというスペシャルな演出も。最後は疾走感あふれる「All My Loving」を演奏し、本編が幕を閉じた。

アンコールでは、橋本の口から10月に新作をリリースすることが発表され、「また面白いことやろうとしてるんで、よろしくお願いします」とファンの期待を膨らませる。

アベの叩くドラムに合わせて自然と客席から手拍子が起こるなか「シンセミア」を演奏。橋本が「ありがとうございました。また会いましょう」と言ってステージを降りた。

しかしそれでもアンコールを求める観客の拍手が鳴り止まず、再びメンバーがステージに上がると、予定になかったというWアンコールを急遽決行。最後に「バンドワゴネスク」を演奏し、満足げな表情でメンバーがステージを後にした。

約2時間に及ぶステージで演奏した曲はなんと27曲(!)というボリューミーなライブでそのパワーを見せつけた。メンバーチェンジ、レーベル設立、そして今回のワンマンライブとバンドの変化とともにそれらを物にしてきたHelsinki Lambda Club。

MCでは「ワンマンライブなんだからヘルシンキを好きな人しかいないはず!」ということから『相思相愛』という言葉が橋本の口から出たが、まさにその通り、会場は終始温かい雰囲気と幸福感に包まれていた。オーディエンスの声援やWアンコールの手拍子、Helsinki Lambda Clubはファンに愛されたバンドだと感じるワンマンライブだった。

photo by 高田真希子

[セットリスト]
01. Skin
02. ユアンと踊れ
03. King of The White Chip
04. Boys will Be Boys
05. 檸檬倶楽部
06. 彷徨いSummer Ends
07. Morning Wood
08. メサイアのビーチ
09. Justin Believer
10. Lost in the Supermarket
11. メリールウ
12. 声
13. しゃれこうべ しゃれこうべ
14. ぢぎぢぎ
15. ハイパーインフレーション
16. lipstick
17. マニーハニー
18. NEON SISTER
19. 目と目
20. This is a pen.
21. テラー・トワイライト
22. TVHBD
23. 宵山ミラーボール
24. TVHBD
25. All My Loving
EN01. シンセミア
EN02. バンドワゴネスク

Helsinki Lambda Club / 「King Of The White Chip」

Helsinki Lambda Club / 「目と目」

Helsinki Lambda Club / 「Skin」

関連リンク

Helsinki Lambda Club公式サイト
Helsinki Lambda Club公式Twitter
Helsinki Lambda Club公式Facebook
Helsinki Lambda Club公式Instagram

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カタニワ
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自由人。邦楽ロックとポップが好き。他にもなんでも聴いてみること、広く視野を持つことを心がけてます。音楽の他にも写真、アート、食、様々な東京カルチャーに興味を持っています。曲やライブの中にあるアーティストらしさを引き出して、沢山の人と共有できる文章を書きたいです。ただいま勉強中。