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7月3日(日)東京・渋谷QLUB QUATTROにて、“ゴールデンタイム vol.9”が行われた。HINTOが2014年から定期的に行っている対バン企画の9回目である今回はgroup_inouを誘っての開催。HINTOとgroup_inouは2014年にスプリットシングルをリリースしており、その際のリリース記念ライブも東京・渋谷CLUB QUATTROで行われた。そんな縁もある中、約2年ぶりの対バンに会場には多くの人々が集まった。

group_inou

ラフな格好をしたgroup_inouの2人がフラっとステージに姿を現した。トラック担当のimaiとMC担当のcpが横に並び、「SWAN」で幕を開ける。歌詞の一節を「さぁ行こう渋谷QUATTRO」と歌うと観客からは歓声 が上がった。
「どうもgroup_inouです」とあいさつし、2曲目「MYSTERY」ではimaiがイントロから笑みを浮かべ観客を煽る。続いてメロディックな一曲「EYE」を披露した。
MCになり、imaiが「HINTO、呼んでくれてありがとうございます」と感謝を述べ、 話題は先日行われたというHINTOとgroup_inouの対談インタビューの裏話に。HINTOがgroup_inouを絶賛し「最終的に(group_inouのことを)ダウンタウンっていうワードが出るまで褒めてもらったのに、対してcpはHINTOの4人のことを「接しやすい」としか言わなかった。」というエピソードをimaiが話し、会場からは笑いが。

最初から飛ばしてたcpだが、ここでスタンドマイクをハンドマイクに持ちかえると、「HEART」「COMING OUT」と続け、キレッキレのラップに加え機敏に動き回る。「CATCH」ではラップで勢いよくまくしたて観客を沸かせる。彼らは見るからにペース配分な んて考えてない。こちらが心配になるほど常に全力だ。暴れてるに近いほど動き全力で声を発するcpと、時折cpに目を向けながらも音にあわせて大きく体を 動かすimai、観客もそれに応えるようにフロアを揺らしていた。

再びMCとなり、8月にライブDVDを出すことを告知。DVDにはMAP収録曲のMVも収録されているとのこと。ユニークで高いクオリティのMVに定評があるgroup_inouだが、imaiが「これだけの作品を残してたら他のバンドならもっとブレイクすると思うんだけどな~。世の中はgroup_inouに厳しい」と話し観客の笑いを誘った。

続いては、imaiの「夏だからこれっしょ」という一言で、夏の野球をテーマにどこか哀愁を漂わせる「9」を披露。MCの時こそ、和気あいあいと話す2人の 表情は見えるが、演奏中はぼんやりとした赤や白のライトに包まれて、その姿はよく見えない。それが会場に幻想的な雰囲気を醸し出していた。

ここで、imaiが先日初めてプロレスを観に行ったという話に。「プロレスってお客さんが積極的に参加するから、良かったらガンガン歓声上げるし、悪かったらブーイングするし。今日はそんな雰囲気あっていいですよね」と話すとcpの相槌を待たずに「次いきます」と「RIP」に。焦るcpにオーディエンスはくすりと笑い、楽し気な音に再び体を揺らし始めた。

ラストスパート、ゴリゴリなサウンドに早口ラップが乗る「KNUCKLE」では、観客がこれでもかと手を挙げ飛び跳ね、会場は熱気に包まれた。最後にimaiが「HINTO楽しみですね。改めて、呼んでくれてありがとうございます」と笑みを浮かべた。最後に「MANSION」を披露し、2人はステージを後にした。

group_inou / Photo by Mai Sakai

HINTO

BGMに合わせ会場からは手拍子が起こり、HINTOのメンバーがステージに姿を現した。

一曲目「マジックタイム」では独特なギターの音が会場に鳴り響き、〈マジックタイム〉の歌詞に合わせてオーディエンスの手が挙がる。続いてドラマチックな「かんけいないね」を演奏した。「メガネがない」では安部コウセイ(Vo/Gt)がハンドマイクに持ち替えステージを動き回り、コミカルな一面を見せる。

MCに入り、先ほどのgroup_inouのMCを受け、コウセイが「ゲストにロック界のダウンタウンを迎えての…」と言うと客席からは笑い声が。わくわくした様子で今日のライブを「すごく楽しみにしてきました」と話した。

新曲「デート」では言葉一つ一つを丁寧に歌い、オーディエンスもそれをくみ取るように耳を傾ける。さらに本邦初公開という「悪魔の実」も続けて披露された。

MCでは再びgroup_inouとのインタビューの話題に。インタビューではcpが全然しゃべらず、コウセイが歌詞に関する話題を投げかけるもあまり話が広がらなかったことや、このライブの前にgroup_inouの2人が楽屋あいさつに来てくれ、15分ほど話していたがやっぱりcpは全然しゃべってなかった、などと話し笑いを誘った。コウセイと伊東(Gt)は笑みを浮かべながら「でもそこがいいよね」と話し、group_inouとの仲の良さを伺わせた。

「ウラハラ」、続いて「かなしみアップデイト」を演奏し、それまでは体を揺らしながらも見守るように聴き入っていた観客たちが一斉に手を挙げた。さらに途切れることなく伊東がギターのリフを弾き続け「アットホームダンサー」に。安部光広(Ba)のベースの音が響き、バンドの音をしっかり支えていることを改めて感じる。「スクールホウス」ではコウセイが再びマイクを握り、曲に合わせてステージを動き回ったり、客席にマイクを向けたりして会場を盛り上げた。

バックに夏を連想させる波の音が流れる中、「皆さんのお手を拝借して、group_inouとHINTOが幸せになりますように!」というコウセイの掛け声で会場の全員が三本締めをして、そのまま「ぬきうちはなび」を演奏。祭囃子を思わす菱谷(Dr)の力強いドラムのリズムに、会場はこの日いちばんの盛り上がりを見せた。最後は4人で顔を見合わせジャンプ、息を合わせぴったりと音を止めステージを後にした。

アンコールに応え、再登場するとメンバーから発表が。9月21日にニューアルバムをリリースすることと、それに併せてツアーも行うことがコウセイの口から発表され、観客からは歓声が起こった。そして「俺らの歌です」という紹介で「ザ・ばんど」を演奏。そしてコウセイが「最後に夏の曲をやって終わります。ありがとうございました」と言うと「シーズナル」を演奏し、約2時間半のライブは幕を閉めた。

ライブを通してそれぞれのグループの仲の良さ、HINTOとgroup_inou仲の良さが十分に伝わってきた。それもあってか両者の音楽の良さを再確認しただけではなく、終始暖かさを感じるライブだった。今後の活動を控えているHINTOとgroup_inouにこれからも目が離せない。

HINTO / Photo by Mai Sakai

[group_inou セットリスト]
01. SWAN
02. MYSTERY
03. EYE
04. HEAT
05. COMING OUT
06. CATCH
07. 9
08. ENQUETE
09. RIP
10. KNUCKLE
11. MANSION

[HINTO セットリスト]
01. マジックタイム
02. かんけいないね
03. メガネがない
04. バイトさん
05. デート
06. 悪魔の実
07. ウラハラ
08. かなしみアップデイト
09. アットホームダンサー
10. スクールホウス
11. ぬきうちはなび

アンコール 01. ザ・ばんど
アンコール 02. シーズナル

関連リンク

HINTO公式サイト
group_inou公式サイト

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カタニワ
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自由人。邦楽ロックとポップが好き。他にもなんでも聴いてみること、広く視野を持つことを心がけてます。音楽の他にも写真、アート、食、様々な東京カルチャーに興味を持っています。曲やライブの中にあるアーティストらしさを引き出して、沢山の人と共有できる文章を書きたいです。ただいま勉強中。