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7月23日(木)東京・下北沢SHELTERにて、deronderonderon 1stミニアルバム『DIE SUKI』のツアーファイナル“DIE感謝祭”が行われた。開演30分前にもかかわらずフロアにはたくさんの人が溢れ返っており、ライブ前でありながらアドレナリンの限界値を目の当たりにすることができた。

突き刺さるビートと響き渡る電子音と共に登場してきたのは0.8秒と衝撃。(以下、ハチゲキ)の6人。とにかく塔山忠臣(最高少年。)のハイすぎるテンションと、緑色の髪に真っ赤な花をつけて登場したJ.M.(唄とラウド。)の奇抜な衣装にオーディエンスは大興奮。

「ARISHIMA MACHINE GUN///」で渦の中に吸い込まれるような強烈すぎるサウンドに上下左右に大きく揺れ動く下北沢SHELTER。2曲目「常盤台 トランス盆踊り」ではモッシュが発生し塔山がフロアにダイブしたりと、初っ端からお祭り騒ぎ。後半は「deronを祝いに来たんでしょ? 騒ごうや!」とMCを入れ、「Mad Drumming 5」を投下。120%のエネルギーでパフォーマンスをするハチゲキと120%のエネルギーで暴れ倒すオーディエンスの姿に体力を心配したものの、終盤になるにつれて上りつめていくボルテージに狂気を覚えた。

「02490850230…」では最後の最後に塔山が自発的にフロアへ飛び込み、オーディエンスと共にサークルを駆け回りモッシュを炸裂。助けを求めたくなるほどのカオス状態のフロアには熱気が溢れかえり、彼らがステージを去ったあとも冷めることはなかった。

マイクテスト、サウンドチェックからフロアを沸き起こしたのは5色のサングラスがトレードマークのトリプルボーカルバンド、ザ・チャレンジ(以下、ザチャレ)。

登場から天井に手をかけ客席を煽る沢田チャレンジ(Vo)は、「今日は何曜日? 木曜日! 花金イブだぜー!」と勢いよく叫び、「花金ダンス」を披露した。手を大きく左右に振り、合いの手のタイミングも完璧なオーディエンスとザチャレの一体感がとにかく気持ちいい。新曲「すっぽんぽん」ではギターソロのユニゾン部分、トリプルボーカルの交わる歌声がそこはかとなく美しく酔いしれてしまった。「もっとデロンデロンできますか、もっとチャレンジできますか、もっと衝撃できますか」と放ったあと、ミラーボールの光が最高にマッチする「お願いミュージック」で笑顔で舞い続ける沢チャレに続き、オーディエンスも両手を大きく振りあげ“エビ反りダンス”を踊っていた。

「恋をしようよ」ではロックンロールなサウンドを掻き鳴らし、天井に頭を押しつけ踊る沢チャレの姿に最後まで歓声と笑顔が絶えなかった。最高のムードを保ったまま、トリのバンドにバトンを渡した。

アーティストがステージに現れると同時に、後ろから詰め寄る人々の大きな波に前へ前へと流される……本日の主役、deronderonderon(以下、デロン)の登場だ。

ドラムの前で円陣を組む姿からは、ツアーファイナルの実感、少しの緊張とたくさんの喜びが伝わってきた。ばっしー(Gt/Cho)のテクニカルなギターサウンドと一緒に押し寄せるもりもとのぞみ(Dr)のバスドラムの圧、それに乗せて響くベース音がたまらなくクールな「bassssshoy」でフロアを一気に温め、「NO SHIKO」で走り行く緩急にオーディエンスもしっかりと食らいついていた。

立っているだけで汗が吹き出るほどの蒸し暑い会場に「wall off」が投下され、フロアに照らされるひとつのライトが、まるで水中に差し込んでくるわずかな日差しのように思えた。心地よいサウンドと共に一気に涼しい風が吹き込まれたあと、MCでは「やっとツアーファイナルです」と実感を噛みしめながら、先輩バンドであるハチゲキとザチャレに感謝の気持ちを伝え、「でも今日の主役は来てくださった皆さんですよ」とマチルダちえこ(Ba)の言葉にオーディエンスは拍手喝采。さわいかん(Vo/Gt)が「体力残ってるよね? 皆さんご自愛ください」と乱暴な口調で放ったあと、オーディエンスのカウントの叫びと共に勢いよく掻き鳴らされたのは「niburu」。

さわいが体をマイクスタンドに絡みつけ、「D.E.R.O.N すごい D.E.R.O.N.やばい」と強烈なフレーズを連呼する「D.E.R.O.N」では、演奏を放棄し突然ピタリと動きを止めるメンバーに「動きが速すぎて止まっているように見えるだけなんですよ」とさわいが解説を入れ、恒例のシャッターチャンスタイムが与えられた。

アンコールの「akstnhmyrw」では木越アイ(Syn/Cho)の色っぽい歌声が会場一面に広がり、踊る人、うっとりと聴き込む人、お酒を片手に音に身を任せる人など、それぞれのスタイルでデロンを楽しむ姿が印象的であった。

2ヶ月に渡る『DIE SUKI』リリースツアーは、たくさんの笑顔と熱量と共に幕を閉じた。老若男女のハートを殴っては抱きしめ、突き放しては寄り添う、そんな小悪魔的なライブスタイルを貫くロックバンド、deronderonderonの快進撃はまだ始まったばかりだ。今後の彼らの活躍にも瞬きせず、目を離さずに見ていたい、そう心から思えるツアーファイナルであった。

[deronderonderonセットリスト]
01. bassssshoy
02. NO SHIKO
03. 451014
04. I HATE YOU
05. Vampire! Love!
06. wall off
07. あなたまで
08. niburu
09. D.E.R.O.N.

~ENCORE~
10. akstnhmyrw
11. bassssshoy

(Photo by umihayato

リリース情報

1stミニアルバム『DIE SUKI』
¥1,500(税別)
NOW ON SALE

[収録曲]
01. 451014
02. NO SHIKO(DIE ver.)
03. I HATE YOU
04. Vampire!Love!
05. あなたまで
06. bassssshoy

イベント情報

deronderonderon×下北沢SHELTER pre
“憧れのDIE都会vol.2”
2015.10.19(月)
東京・下北沢SHELTER
ADV ¥2,300(+1D)
[出演]
deronderonderon / 愛はズボーン / and more

2015.08.9(日)
大阪・南堀江Knave
“アンテナ企画「背伸びしたら見えるかな~大阪編~」”

2015.08.13(木)
東京・新代田FEVER
“FEVER presents ” Dive & Walk “”

2015.08.22(土・深夜)
大阪・北堀江club vijon
“onion night!アフターパーティー!”

2015.08.30(日)
東京・大鳥居CLUB EARTH
“Summer Fiction’15”

2015.09.23(水・祝)
福岡Queblick
“0.8秒と衝撃。『破壊POP』リリース・ツアー”透きとおるための青””

2015.09.25(金)
香川・高松DIME
“0.8秒と衝撃。『破壊POP』リリース・ツアー”透きとおるための青””

2015.10.10(土)&11(日)
金沢市内ライブハウスサーキット
“DIVING ROCK in KANAZAWA”

関連リンク

deronderonderon公式サイト
deronderonderon公式Twitter
deronderonderon公式Facebook

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本木美奈
  • 本木美奈
94年生まれ。通称もっきー。音楽ライター。脚本勉強中。「音楽」と「ドラマ」と「犬」をこよなく愛しています。