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「圧巻」言葉と音の洪水に、ただただ身を任せ、体を揺らす。時間にして2時間弱であろうか、終わったあとには得も言われぬ幸福感だけが残る、そんな夜だった。

Qomolangma Tomato

6月27日(金)東京・渋谷TSUTAYA O-nestにて『かなしみ射抜こう』のレコ発であるQomolangma Tomatoのワンマンライブが行われた。彼ら単体の流通作品としては実に3年ぶりとなった同作品。メンバーチェンジも経て完成した作品だけに、今のQomolangma Tomatoを観ようとライブが始まる頃には多くのファンが来場していた。

ツアーはまだ続くため本公演のセットリストは非公表とするが、新作からの楽曲はもちろん彼らの代表曲など新旧織り交ぜた、まさにベスト的な内容。

前半は「かなしみ射抜こう」「マジカルエンジン」といったバキッとしたビートが前に出る楽曲を中心に展開。フロアもそのグルーヴにつられてうねるのだが、それ以上に石井ナルト(Vo)がステージで躍動する。しかしインタビューでは松下(Ba)が加入してからのライブがすごくいいとざっくりと書いたが、もう一度言わせていただく。今の彼らのライブはすごくいい!

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本来であれば何がいいのか筆舌を尽くして語るのが、ライターの役目であることは重々承知のうえである。しかし「理屈じゃないんっすよ!」と言いたくなるほどの、バンドとして研ぎすまされた、今の彼らの“塊感”のあるグルーヴはまず音を聴いてライブに足を運び、そこから感じてほしい。

バンドの新人である松下が微妙な(いい意味で)空気を作り出したMCを挟み、後半は叙情的な楽曲が続いていく。Qomolangma Tomatoというバンドの持つエモーショナルな部分がフォーカスされればされるほど逆に言葉もだが、小倉のギター、そして大工原のドラムが特に鋭角な音になって飛び込んでくる。本編最後に演奏された「レンタカー」がまさにそれを象徴していた。

Qomolangma Tomato

そしてアンコールに応え彼らのワンマンは大盛況のなか終演。MCでは、自主レーベルを作ったからにはどんどん作品を出すと言及した石井ナルト。次の作品は3年も待たずに聴くことができそうである。実は1度目のアンコールのあとに彼らはもう一度アンコールに応えた。石井ナルトいわく“神がかり的”な盛り上がりを見せる一幕があったのだが、これは来た人だけの秘密にしたいと思う。

まだツアーも7月10日(金)に大阪Live House Pangea(w / Dr DOWNER、bacho)ファイナルを残し、そしてMCで10月に東京で自主企画を行うとも発表している。ぜひ今のQomolangma Tomatoを観てほしい。

(写真:鈴木“もぐら”悠太郎)

DiggityではQomolangma Tomatoのインタビューを公開中! 気持ちいいことにこだわり抜いたという『かなしみ射抜こう』、そしてここに至るまでをフロントマンの石井ナルトに訊いた。“悲しみ”という言葉に込められたパワーとは?

石井ナルト(Vo)『かなしみ射抜こう』インタビュー

Qomolangma Tomato / 「マジカルエンジン」

リリース情報

『かなしみ射抜こう』
NOW ON SALE
¥1,620(税込)

[収録曲]
01. かなしみ射抜こう
02. マジカルエンジン
03. 晴天を駆ける
04. 白昼
05. レンタカー

イベント情報

『かなしみ射抜こう』リリースツアー大阪編
2015.07.10(金)
大阪・心斎橋Pangea
w / Dr.DOWNER / bacho
OPEN 18:30 / START 19:00
ADV ¥2,500/ DOOR ¥3,000
(1ドリンク代別)

関連リンク

Qomolangma Tomato公式サイト
Qomolangma Tomato公式Twitter
Qomolangma Tomato公式Facebook

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伊藤 啓太
  • 伊藤 啓太
音楽好きの家庭育ちの次男。某CD屋からスタートし事務所、ライブハウス、音楽誌、流通、イベント制作と渡り歩いた業界屈指の決定力のない器用貧乏。